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〜懐かしい第二の故郷へ〜亡き先生との地へ

僕は今、成田から飛び東北を北上し、北海道札幌から稚内市からサハリンの南からロシア シベリアに入りヤクーツクを過ぎ高度12194メートルをひたすらに西に向かう機内にいる。広大なロシアの真っ白い大地を上空から見ながら私が昨年指揮をしたチャイコフスキーの交響曲第5番を聴きながらこの筆をとっている。

今回は2015年に横浜で私の20年以上あたためた作品、作曲家G.フォーレのレクイエムの演奏会に次いで同じ団体の団員が「この作品を海外で演奏出来たら良い」との言葉を信じ各旅行会社との強力な協力の元、音楽の都ウィーンに乗り込んで演奏をすることになった。フォーレはフランス・パリの作曲家である為に当初はパリのフォーレとの馴染みのあるマドレーヌ寺院での開催となっていたのだが、諸事情があり、ヨーロッパの中でも治安維持がある街 オーストリア・ウィーンでの開催となった。

ウィーンは私が大学を卒業した際に20年前に最初に留学をした街であり常に憧れを抱いていた街である。云うまでもなく世界最高峰のオーケストラやウィーン国立歌劇場があり、昔からの文化を大事にし、整備された街には花々が咲き誇り文化の為に健在している街でもある。

オーストリア ウィーンに決まった際には第二の故郷に戻れるような嬉しさと共に 20年前、亡き師匠とも出会えた街でもあり、彼の想い出に浸りながら彼に逢いに行く。そんな想いさえ抱いている。参加者たちはそんな私の想いを察したのか、ウィーン行きを快く思ってくれた。

まさか、20年前に亡き師匠とウィーンで別れた際に20年後にこの地にレクイエムの指揮者で訪れるとは夢にも思っていなかった。

今回不思議なことが一つ、私の亡き師匠は誕生日が、3/22 なんと今日の出発の日である。これは仕組まれた訳でも仕組んだ訳でもなく偶然なのだが、偶然にしても良く出来過ぎている。必ず後押しをしてくれているメッセージに過ぎない。しかも今度は私も弟子を連れて。。

機窓からは 昨日までの雪の影響もあり、北海道からは真っ白な白銀の模型のような景色が堪能できた。まさに「涙が出る程美しい」

この白銀の模型を見ていると国同士で揉めている、宗教の対立など大事な事であろうが、些細なことのように思えてくる。宇宙から地球を見ている宇宙飛行士の方々の感動はこの何百倍も凄いのだろう。

私のこれまでの経験を活かして音楽の都の本拠地ウィーンで心からの音楽交流をしてくるつもりである。そして弟のように息子のように慕って下さった亡き師匠に感謝の気持ちを音楽で伝えたい一心である。


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