新しいオーケストラ設立にあたり
その昔、帝王名指揮者カラヤンが来日した際に日本のアマチュアオーケストラを指導され話題になりました。その際にカラヤン氏は日本のアマチュアオーケストラは世界レベルだ!ともコメントを残しています。それ程までに戦後人々は音楽を求め楽器を手にし、市民オーケストラやさらに規模の大きい市民オペラまでをいたるところで設立し地域の娯楽として発達させ、また芸術性を高めている今日です。
音楽の原点は「歌」にあり、「歌」の原点はそのテキストにあたる歌詞「言葉」にあります。つまり合唱宗教曲やオペラなどは台詞から構成され、文学的、演劇的な面を理解して楽器を奏でるという事が理想だと思います。
かつて私が留学していた音楽の都オーストリア ウィーンはかの名門歌劇場といわれるウィーン国立歌劇場がありそのオーケストラピットにはあのウィーンフィルが入っています。勿論言うまでもなく世界トップレベルのオーケストラであり、オーケストラ作品だけを奏っても本当に素晴らしいのです。更には御存知の通りにオペラやオペレッタ、バレエなどでも一流指揮者と素晴らしい名演を数々残し、幸いにも現地にて現場で拝聴することが出来ました。
日本でもオペラやバレエなど舞台作品に興味を持ち伴奏の出来るオーケストラを、、と思っていた矢先にこの度私を中心に愛好家の皆さんが興味を示して下さり「劇場音楽に強いオーケストラを」という事で設立して下さり音楽監督として仰せつかった任を重く感じていますのと同時に大変に喜ばしい事だと思っています。
更にオーケストラの名称は「Teatrale雨谷管弦樂団」です。Teatrale(テアトラーレ)とは オペラの本番であるイタリア語で「劇場的、演劇的な」というニュアンスを持っています。
勿論、伴奏だけではなく管弦楽曲のオーケストラとしての演奏会も必要だと思いますので、トレーナーには私の信頼出来るトップのプレーヤーの方々にご協力をお願い致しました。
年令や性別、パートを問いませんが楽器のご経験がある方が望ましいです。オペラが好きな方、宗教作品が好きな方、管弦楽曲が好きな方多種多様なオーケストラサウンドを一緒に創りたいと思います。お問い合わせは是非事務局までお願い致します。